【短縮URL】という言葉を聞いたことはあるだろうか?
メルマガやX(旧Twitter)などのSNSで「bit.ly」などの短いURLを見たことがある人もいるだろう。
これらは「短縮URL」と呼ばれ、元々の長いURLを短く置き換えられたURLのこと。
この記事では、URL短縮の概要や仕組み、それらを行うメリット、おすすめサービスを紹介する。
短縮URLとは
短縮URLの概要
短縮URLとは、その名の通り、文字列の長いURLを短く変換したURLのこと。
Google検索ワード入りのURLや、Amazon商品リンク、日本語の入ったURLなど長くなりやすいURLを短いものに置き換えることで、スッキリさせることができる。
具体的には、下記のようにサービスのドメイン名に加え、アルファベット数文字程度のURLに短縮される。
【例】
http://bit.ly○○○○○○
http://00m.in/○○○○○
短縮URL仕組み
URLを短縮してくれるサービスがいくつかある。代表的なものは、アメリカで生まれた短縮URLサービスのBitly(ビットリー)、日本企業が運営する短縮URLサービス00Min(ゼロミン)、2002年にケビン・ギルバードソンが公開した歴史ある短縮URLサービスTinyURL(タイニーユーアールエル)など。
URL短縮サービスは、Webサイトから利用ができ、多くは無料で利用可能。サービスによっては会員登録などの手続きかさも不要な場合がある。
短縮URLサービスに、短縮したいURLを打ち込むと、自動的に短縮URLが生成される。
その際に同サービスのサーバー上ではデータベースに元のURL(短縮前の正規URL)と短縮URLが紐付けて保存されるため、短縮URLサービスは元のURLと紐づく新しい短縮URLを発行し、短縮されたURLへのアクセスを元のURLへとリダイレクトさせるという仕組み。
以下のイラストは、通常のURLからリンク先へいく時と、短縮URLを介してリンク先のページへ飛ぶ時のイメージをまとめたもの。

短縮することにより、自然とリンク先の解析や管理もできるという、一石二鳥のサービス
URLを短縮するメリットとは?
わざわざURLを短縮するのに何かメリットはあるのだろうか?と疑問をもった人もいるだろう。
メリットはもちろんある。それぞれ解説。
SNSで利用しやすい
多くの人が利用しているSNS。SNSはスマートフォンなどの画面の小さいデバイスで閲覧するユーザーが多くいるため、画面に表示される文字数に限りがあり、URLが長くなればなるほどスクロールを繰り返さないといけない。
短縮URLを活用することで、見やすく表示させる事が可能となる。また、X(旧Twitter)などの文字数に制限のある場合もURLが短縮されることにより便利になる。
レイアウトが崩れる事なく表示される
短縮URLは、企業のオウンドメディアなどのブログ記事や、メルマガなどで利用されるケースが増えている傾向にある。
例えば、Googleマップの位置情報などはURLが非常に長くなる。そのままURLを貼り付けると、せっかくの記事がURLで埋め尽くされてしまう。
短縮URLにすることで、レイアウトが崩れることなく、伝えたい内容を届けることができる。
アクセス解析に利用できる
短縮URLサービスを介して短縮URLを作った場合、同サービスのデータベースを経由して、目的のリンク先を表示する。短縮URLサービスによっては、ユーザーがデータベースを通過した履歴を記録し、URLリンクへのクリック数やクリックされた時間帯、ユーザーの属性などのアクセス解析が可能。
URL短縮おすすめサービス
無料で利用できる代表的な短縮URLサービスをいくつか紹介。
Bitly(ビットリー)
Bitly(ビットリー)は、2009年にアメリカで生まれた短縮URLサービス。操作はシンプルで、ユーザー登録をしなくてもサービスが無料で利用できる。Bitlyは、世界中で利用されている短縮URLサービスとして認知されている。
また、有料プランもあり、有料プランになるとオリジナルのカスタムドメインで短縮URLを作成することができる。

TinyURL(タイニーユーアールエル)
2002年1月にケビン・ギルバードソンが公開した歴史ある短縮URLサービス。こちらは海外サービスのため表記は全て英語だが、シンプルなサイト構成のため、特に問題なく利用できるだろう。URLの有効期限がない点がオススメポイント。
00Min(ゼロミン)
ゼロミンは、日本生まれの短縮URLサービス。株式会社プライミンズが運営しており、完全日本語対応サービス。ユーザー登録をしなくてもらドメインによる短縮URLの発行や、URLへのアクセス解析・管理が可能。しかし、無料ユーザーの場合は、短縮URLは1年間の有効期限となっている。有料プランに入ることで延長は可能となるので、目的に応じてサービスを利用することをすすめる。
Zizily(ジジリー)
Zizilyのコンセプトは、【全業務ツールを1つの場所に】。
URLを短縮するだけでなく、名刺にいれるQRコードを作りたい、大容量の動画ファイルを送りたい、ファイルサイズを圧縮したい、など。
短縮URLサービスのサービスは、URLを短縮するだけ、ファイルサイズの圧縮サービスは圧縮するだけ、と各サービスが別々のサイトだったが、Zizilyはそれら全てが1つのリンクにまとまっており、全機能はほぼ全て無料で利用可能。
オススメは全てのサービスが1つになったZizily(ジジリー)
Zizilyを提供している会社は、株式会社MDS。この会社の代表は、経歴詐欺疑惑などで一時大炎上した竹花貴騎。
竹花氏について、株式会社MDSについては以下から。