【URUオンラインスクールで学ぶ財務管理スキル】つまらないが一番重要

UR-U

この記事は竹花貴騎氏が運営する、UR-U(ユアユニ)で日々学んでいる筆者のアウトプット用の記事。

つまらない、難しい、よく分からないと嫌煙されがちな財務管理スキルの必要性や貸借対照表(BS)の見方をこの記事で紹介する。

財務管理とは?財務管理スキルの必要性

財務管理スキルは、個人や企業が健全な経済活動を行うために不可欠な能力。まず、財務管理とは、資金の調達や運用、リスク管理、予算策定などを通じて、効率的かつ効果的に資源を管理するプロセスを指します。このスキルが必要な理由はいくつかある。

第一に、適切な財務管理は、経済的安定を確保するために重要。個人の場合、収入と支出をバランスさせることで、無駄遣いを避け、将来のための貯蓄を増やすことができる。企業においては、資金繰りを適切に行うことで、事業の継続性を高め、突発的な支出にも対応できる体制を整えることができる。

第二に、投資判断を行う際にも財務管理スキルは欠かせない。リターンを最大化するためには、どのプロジェクトや資産に投資すべきかを見極める必要がある。このためには、収益性やリスクを分析し、合理的な判断を下す能力が求められる。

さらに、財務管理は、将来の計画を立てる際にも役立つ。予算を策定し、実績をモニタリングすることで、目標達成に向けた進捗を確認し、必要に応じて戦略を見直すことが可能。

最後に、財務管理スキルは、経済環境の変化に柔軟に対応するためにも重要。市場のトレンドや規制の変更に敏感になり、適切なアクションを取ることで、リスクを最小限に抑え、チャンスを最大限に活用することができる。

このように、財務管理スキルは、個人や企業が持続可能な成長を実現するために必要不可欠な要素であり、日常生活やビジネスにおける成功に大きく寄与する。

貸借対照表とは?貸借対照表の基礎理解

貸借対照表(Balance Sheet)は、企業の財政状態を示す重要な財務諸表の一つ。具体的には、ある特定の時点における企業の資産、負債、そして資本(純資産)をまとめたもの。資産は企業が保有するすべての財産を示し、負債は将来支払わなければならない義務を示す。そして、資本は資産から負債を引いた残りで、株主の持ち分を表す。

貸借対照表を理解することが重要な理由は、企業の健全性や安定性を判断するための基礎となるから。例えば、資産が負債を上回っている場合、企業は財務的に健全であると考えられる。一方、負債が資産を超えると、経営危機の可能性が高まる。

また、貸借対照表は投資家や金融機関にとっても重要な情報源。投資家は、企業の成長性やリスクを評価するためにこの情報を活用するし、銀行などの貸し手は融資の判断をする際に必ず確認する。

さらに、貸借対照表の分析を通じて、企業の資本構成や流動性、資金繰りの状況なども把握することができる。これにより、経営者は戦略的な意思決定を行う際に役立つ情報を得ることができる。

総じて、貸借対照表を読む力は、財務管理や経営戦略を理解する上で不可欠なスキル。企業の健康状態を把握し、適切な判断を下すために、ぜひ身につけたい知識。

貸借対照表の基礎理解

  • 資産
  • 負債
  • 純資産

上記の3つのカテゴリーに分かれる。1つずつ解説。

資産

企業が保有する経済的な価値を持つものを指す。
(具体例)
現金・預金、売掛金、商品在庫、
土地、建物、機械設備、有価証券

負債

来に返済が必要な義務や支払うべき金額を指す。
(具体例)
買掛金、短期借入金、未払い費用
社債、長期借入金、退職給付引当金

純資産

企業の総資産から負債を差し引いた残りの部分で、企業の所有者に帰属する資本を示す。
企業の財務的な安定性を測る指標であり、株主の出資や利益の蓄積が含まれる。
(具体例)
資本金、利益剰余金

ここから更に分類していくと…

資産(Assets)の分類

流動資産(Current Assets)
1年以内に現金化される資産(例:現金、預金、売掛金、在庫)。
短期的な支出に備え、流動資産の割合が高いほど企業の安定性が高いと判断できる。

固定資産(Non-current Assets)
長期的に使用される資産(例:土地、建物、設備)。
長期的な成長や事業の拡大を支える役割を果たす。よく耳にする固定資産税。

負債(Liabilities)の分類

流動負債(Current Liabilities)
1年以内に返済が必要な負債(例:買掛金、短期借入金)。
キャッシュフロー管理のために短期的な負債の割合を把握することが重要。
ここが少なければ、すぐ返さないといけないお金はあまりないと判断ができる。

固定負債(Non-current Liabilities)

1年以上の返済期間がある負債(例:長期借入金、社債)。
企業の長期的な成長計画に影響する。例えば銀行から借り入れる時など。

純資産

株主から出資された株主資本金や利益余剰金など。新株予約権なども含まれる。

流動比率の計算と評価

以上のカテゴリーを基に、流動比率を計算することで今企業が安定しているかを判断する指標の1つになる。

流動比率(Current Ratio) = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100

計算の例:流動資産が300万円、流動負債が100万円の場合、流動比率は300%
この比率が200%以上であると、短期的な安定性が高いと評価される。

流動比率が低いと、短期の資金不足が懸念され、逆に高すぎると運転資金の過剰や非効率的な資金運用が疑われる。

貸借対照表を通じた経営判断のポイント

  • 資産の流動性評価:短期的な資金調達が可能かどうかを判断する。

    事例:急な支出に備えて流動資産の割合を高める企業も多い。必要に応じて資産を売却して資金を確保する判断ができる。
  • 負債比率とリスク評価:負債が資産に占める割合が高いと、返済のリスクが増す。適切な資金調達方法を検討するきっかけとなる。

    事例:負債比率が50%以上の場合、返済能力に懸念があるため、短期借入金を減らすか、固定資産の売却を検討することが考えられる。

貸借対照表の財務管理スキルを使った実際の活用例

  • 例①:中小企業での資金管理
    中小企業A社は、新規プロジェクトを立ち上げるため、貸借対照表を活用して資金管理を行っている。

    流動比率を参考に短期の資金繰りを計画
    流動資産と負債を確認し、短期の借入が必要かどうかを検討。

    固定資産の処分による流動資産の確保
    不要な設備を売却し、短期の運転資金を確保。

  • 例②:投資判断のためのBS活用
    投資家B氏は、新興企業に投資を検討しており、貸借対照表を通じて企業の安定性を評価している。

    負債比率の確認
    借入金が多く、返済負担が高い企業には注意し、将来の利益が安定しているかを見極める必要がある。

    流動比率を用いた評価
    資産の流動性が高く、短期の負債をカバーできるかどうかを確認。

BSを読めるとその企業が持っている価値があるものの内訳を知れる

なかなか触れる機会のないBS。しかしBSを読めて損はない!

例えば、オンライン上でサービスを展開する企業は、大きなオフィスなどはいらないので、固定資産は比較的少なく、一方で、鉄道会社や航空会社は土地や建物など、固定資産の割合が大きくなる傾向にある等、普段考えもしないことを知ることはビジネスを成功させる上では必ず必要なこと。

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