近年、日本を飛び出し海外に拠点を置く日本人は増加している。
特にドバイは世界中から起業家や資産家が集まるため、多くのビジネスチャンスが眠っている都市。
また、ドバイは法人税や所得税が無料にできる事から、移住を検討している人も多くいる。しかしながら、ドバイがどのような国なのか、正しく理解している人は少ないだろう。
この記事では、ドバイの基本情報や、ドバイの文化を説明する。
ドバイの基本情報
正式名称は、ドバイ首長国。
ドバイは、アラブ首長国連邦(UAE)を構成する7つの首長国のひとつであり、国といっても独立国家ではない。
ドバイは、中東のアラビア半島の突き出た部分。
国土は3,885平方メートルで、埼玉県と同程度の面積。
しかし、ドバイはそのほとんどが砂漠であり、市街地エリアは更に小さく1/10程度しかないといわれている。
人口は約347万人(2021年)
首都はドバイ市、言語はアラビア語、英語。
ドバイの人口はここ12年で倍増し、UAE全体の1/3を占めている。
ドバイ統計センターの公表しているデータによると、UAE国民が約28万人に対して外国人が約320万人居住しているそう。
ドバイは1960年代までは砂漠と貧しい漁村として、アラビア湾でとれる真珠を売りながら最低限の生活をしていた。
その後1966年にドバイ沖で石油が発見されるが、ドバイの石油埋蔵量は少なく、当時の首長は将来の枯渇を想定して、石油から得られた収益を元手にインフラ整備をすすめた。
特に、空の交通、海の交通、自由貿易地域を整備したことが現在のドバイ発展の礎として大きな影響を与えたといわれている。
石油があることに甘んじることなく、インフラ整備を通じてビジネス環境や観光資源を整えてきた結果、世界中から企業や人材を惹きつける魅力ある場所になったと考えられる。
また、ドバイは治安の良さや自然災害の少なさも人気の理由。
砂漠気候だが、地震やモンスーンなどがなく、自然災害がほとんどないのも魅力のひとつ。
ドバイの最新観光地はこちらで紹介。
ドバイの文化の特徴は?
以下ドバイの文化的特徴を項目別に紹介。
教育は基本無料!もちろん英語学習もあり
ドバイは世界中から富豪が集まる都市のため、教育レベルが高い。ドバイでは、一般的な学校教育であれば無償で受けれる。義務教育は6~18歳だが、ドバイでは3歳頃から就学前教育(幼稚園)に通わせるのが一般的となっている。日本でも小学校から英語の教育が始まっているが、ドバイではもちろん、小学校から毎日のように英語学習が組まれている。又、それに加え、小さいころから海外の文化や言葉を積極的に取り入れる学校や家庭が多いのが特徴。他文化や多様性を大切にした教育が行われているのが特徴。
そして、外国からの移住者向けに多くのインターナショナルスクールがある。インターナショナルスクールでは基本的に英語で教育が行われるが、現地語であるアラビア語の学習も組み込まれている。
ドバイは唯一無二の観光体験!世界一高いビルと世界唯一の7つ星ホテル
ドバイには世界で唯一ともいえる観光スポットが多くあるため、連日観光客でにぎわっている。
「ブルジュハリファ」は世界一高いビルで、その高さは828メートル。124階と125階には展望台があるが、世界一速いエレベーターでわずか35秒で到着。さらに上空555mの148階の展望台にも行くことも可能。日本の東京スカイツリーの展望台は350m。なのでさらに200mほど高いことになる。
これ以外にも「ブルジュ・アル・アラブ」は、世界で2つしかない7つ星ホテル。そして、世界最大級のモール「ドバイ・モール」やドバイの見事な夜景、ペルシャ湾の景観など、様々な観光スポットがあり、世界中から多くの観光客が集まる都市。
宗教はイスラム教/ただしお互いの宗教を尊重
ドバイの主な宗教はイスラム教だが、ドバイは様々な人種や宗教の人たちが共存している都市。町中には、キリスト教や仏教を信仰している人も。イスラム教では飲酒が禁止されているが、ドバイはイスラム教の都市にも関わらず、外国人であれば飲酒が認められているなど、独特の立場をとっている。お互いの宗教を尊重することは大切だが、相手に合わせて態度や意見を変容させる必要はない。
ただし、「ラマダン」と呼ばれる期間は、イスラム教徒は断食をしているため、神経質になっている可能性が。また、世界的に見てラマダンの期間には犯罪も多くなる傾向が。そのため、3~5月ごろにドバイを訪問する場合には、ラマダンの時期を事前に確認(毎年異なるため)し、イスラム教徒に配慮した対応をとるのが良いだろう(人前で食事をとるのを避ける、過度に露出した服装を避けるなど)。
物価は東京よりも少し高いイメージ?
ドバイの物価が気になる方も多いだろう。日本と生活費を比較した場合、東京での生活よりももう少しかかるかな、というイメージを持つとよいだろう。ただし、ドバイでは毎年インフレが進んでいるため、数年後には様々なものが高いと感じるようになっているかもしれない。
カシューナッツやスパイス、紅茶などは日本よりも格安で購入できる。また、フルーツも比較的安く、日本ではなかなか楽しめないマンゴーやドラゴンフルーツ、ドリアンなどがお手頃価格で購入可能。フルーツ好きにとっては魅力的な国だろう。一方で、ワインやシャンパンなどの嗜好品は、日本よりも高い傾向が。
家賃は、東京と同じか、それよりも高いぐらい。ある程度の広さがあるきれいな家やマンションに住もうとすれば、10~20万ほど必要となる。また、ドバイでは昨今、家賃が急激に値上がりしているため、数年後にはこの値段では借りられなくなっている可能性も。観光時にお世話になるホテルは、レベルによって大きく異なる。5,000円程度でもある程度清潔なホテルに泊まれますが、高級ホテルであれば1泊10万円以上必要。
生活費自体は日本にいるときよりも高くなっている人も多いようだが、ドバイでは「条件を満たせば税金は無料」のため、ある程度の収入がある人にとってはより多くの貯蓄が可能な環境といえるだろう。
移住を検討している人にオススメ代行業者
2020年10月。ことの発端は2020年10月24日。
田端信太郎氏のTwitter(現X)でのつぶやきが始まりで、起業家・インフルエンサー等と活躍してきる竹花貴騎は大炎上し、現在は和解しているが、この騒動でドバイを知った方も多いだろう。
そんな竹花氏も現在はドバイへ拠点を移している。彼が代表を務める、株式会社MDSのサービスのひとつに、丸投げで海外進出に必要な手続きを行ってくれる、海外進出サービスがある。

増税や物価高騰により、国民の負担は増すばかりなのに、日本人の給料は30年あがっていない。

3人で1人の高齢者を支えていた2012年。しかし2050年には1人の若者が1人の高齢者を支えないといけなくなる。そんな厳しい未来の日本経済。生き抜いていくには竹花氏のように海外進出する人はもっと増えていくだろう。