紺綬褒章とは何かご存知ですか?カリスマ実業家・YouTuber・インフルエンサーとして有名な竹花貴騎氏は2022年4月27日に私財を寄付した功績により、天皇陛下から紺綬褒章並びに賞杯を受杯したのだ。
その額はなんと1億1円
この1億1円もの大金を寄付したのはもちろん国内の20代では最高金額。
この記事では紺綬褒章とはなにか?そして竹花氏の功績について徹底的に解説していく。
紺綬褒章とはなにか?
紺綬褒章(こんじゅほうしょう)を説明する前に、褒章について説明すると、褒章とは明治14年12月の【褒章条例】(太政官布告第63号)公布により、紅綬褒章、緑綬褒章、藍綬褒章が制定されたのが始まり。以後大正7年に紺綬褒章、昭和30年に黄綬褒章、紫綬褒章が制定され、現在に至っている。
褒章のデザインは【褒章】の二字を桜の花で飾った円形のメダルで、綬の色(紅・緑・黄・紫・藍・紺)により区分される。
褒章の授与対象
紅綬褒章 こうじゅほうしょう | 自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方 |
緑綬褒章 りょくじゅほうしょう | 長年にわたり社会に奉仕する活動(ボランティア活動)に従事し、顕著な実績を挙げた方 |
黄綬褒章 おうじゅほうしょう | 農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有す方 |
紫綬褒章 しじゅほうしょう | 科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績を挙げた方 |
藍綬褒章 らんじゅほうしょう | ・会社経営、各種団体での活動等を通じて、産業の振興、社会福祉の増進等に優れた業績を挙げた方 ・国や地方公共団体から依頼されて行われる公共の事務(保護司、民生、児童委員、調停委員等の事務)に尽力した方 |
紺綬褒章 こんじゅほうしょう | 公益のため私財を寄附した方 |
褒状 ほうじょう | 褒章を授与される方が団体等である場合 |
飾版 しょくはん | 既に褒章を授与された方に更に同種の褒章を授与する場合 |
褒章は国や公共のために功労のあった方、社会の各分野において優れた行いのあった方などに対し、国としてその功績や業績を表彰するために、「栄典制度」が設けられている。そのしるしとして勲章や褒章が毎年4月29日(昭和の日)、11月3日(文化の日)に授与される。
竹花氏が授与した、紺綬褒章の公益のために【私財】を寄付したものとは、500万以上が対象となっている。
また、個人で公益のために500万円以上寄附した方には、下記のとおりの授与基準により、褒章(メダル)、章記、木杯が授与される。

勲章と褒章は何が違うのか
【勲章の種類】
勲章には、大勲位菊花章、桐花大綬章、旭日章、瑞宝章、文化勲章などがある。大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)や桐花大綬章(とうかだいじゅしょう)は、内閣総理大臣や衆議院・参議院の議長、最高裁判所長官の三権の長を務めた方などに授与されている。
旭日章(きょくじつしょう)は、功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた方
瑞宝章(ずいほうしょう)は公務などに長年にわたり従事し、成績を挙げた方
文化勲章(ぶんかくんしょう)は科学や文化の発達に関し、特に顕著な功績のある方
上記の他に、外国人に対する儀礼叙勲等特別な場合に、女性のみに授与される勲章として、宝冠章(ほうかんしょう)がある。
【勲章】は、広く社会や国家に長年にわたる貢献をした人に贈られる
【褒章】は、特定分野の発展に多大な貢献をした人に授与される。
日本を含め、多くの国ではその国に貢献した人などに対する表彰制度がある。
日本の表彰制度【栄典制度】は、基本的に勲章と褒章から構成される。
これらは【賞】ではなく【章】の字を用いるのが正しい。
そのため勲章・褒章共に賞金は一切出ない。
竹花氏の功績
簡単に竹花氏のプロフィールを。
名前:竹花貴騎(たけはな たかき)
生年月日:1992年06月04日
出身地:東京都東村山市
職業:経営者、起業家、YouTuber
中学生時代にメキシコ、高校時代に上海、ハワイで英語留学を経験する。
これまでの経歴
- Google inc業務委託
- SMS Philippine Healthcare Solution Inc.にて新規事業立ち上げメンバーとして参画(業務委託)
- 株式会社リクルート住まいカンパニー入社
- 株式会社リクルートホールディングス戦略企画室へ移籍
- 2017年株式会社Limを設立し独立(2020年10月売却)
- 2021年よりアラブ首長国連邦ドバイに進出
現在はドバイに移住し、MDS Limited(香港) MDS Pte,Ltd.(シンガポール)代表取締役を務めている。
竹花氏の炎上の真相はこちらから
竹花氏公式YouTube
自身の出身地への寄付
2020年6月、竹花氏は自身の出身地である、東京都東村山市へコロナ禍により学校での授業が受けられない子どもたちへのタブレット教育支援を実施するために1億1円を寄付した。
寄付されたお金は【東村山の子どもたちの教育のために役立ててほしい】と言うことで、市内の全小・中学生へのタブレット配備する事業に活用された。
そして、2022年4月27日、私財を寄附した功績により紺綬褒章並びに賞杯を授与された。
その他にも、2023年2月パキスタン政府公認の非営利団体のアル・ムスタファ福祉協会に4,000万円を寄附。
竹花財団の設立・なぜ寄附をするのか
竹花氏は自身が代表を務める香港法人MDSの利益配当を主な原資として、財団を設立し、貧困地域の貧しい子どもに寄付を行なっている。
寄付以外にも竹花財団は、慈善事業も行なっている。
新興国などの貧しい国で学校を立ち上げたり、進学する方へ向けた進学支援金制度等を用意し、教育の機会を与えている。
学校に行くことより、働かなければ生きれない。
人生は平等じゃない。
言葉は残酷かもしれないが、自分で財団を立ち上げ、お金を寄付するだけではなく、本当に困っている人へ手を差し伸べている竹花氏。
海外に寄付した際、【日本には寄付をしないのか?】などとアンチが多数きたそう。このコメントに対してSNSでこう答えている。
寄付した金額の何倍もの多額な金額を意味のわからない武器に変えられるのであれば、自分で本当に困っている場所へ寄付する!とコメントしている。
ちなみに東村山市に1億1円という、端数の金額の寄付にしたのか?
それは、1円と言う端数を置くことで【区切りがよくない支援=継続的な支援】と言う意味で端数を作ったそう。
こんなにも社会貢献・世界の子どもの未来を考え支援をしている日本人はいるだろうか?
超高齢化社会で、物価上昇、増税増税で未来の暗い日本。国民の負担は増える一方で、若き日本人がこんなにも活躍しているとは。
筆者は竹花氏と同世代なので少しでも彼に近づけるよう、彼のオンラインビジネススクールUR-U(ユアユニ)で日々学んでいる。これからもっともっと日本経済は苦しくなる。その時に備えて皆さんも一緒に学ぼう!
